細胞膜を通過する物質移動
二次性能動輸送
膜内と膜外のイオン濃度差を利用し、物質を輸送する方法。
例:細胞外に多く存在するNa+は細胞内へ入りたがっている。
その入りたがるエネルギーを利用して、Na+と同時にアミノ酸を細胞内へ取り込むのがNa+-アミノ酸共輸送、同時にグルコースを取り込むとNa+-グルコース共輸送となる。
一次性能動輸送
狭義の能動輸送。(一次性とも二次性とも書いてなかったらこっち)
まずは二つの実例を知っておくと良い。
Na+-K+ ATPase(主目的Na+を細胞内から細胞外へ汲み出す)
Na+は細胞外にもともと沢山存在している。そんなNa+を更に細胞外へと運ぶのには多くのエネルギーが必要となってしまう。そのため二つの工夫を行う。
・Na+だけを汲み出すと電気的にも偏りが生じるので、同時にNa+を二個細胞内へ取り入れる。
・ATPを加水分解して、それによって産まれるエネルギーを用いる。
Ca2+ ATPase (主目的 Ca2+を細胞内から、細胞外や、小胞体へと汲み出す)
・ATPを加水分解して Ca2+を細胞内から取り除く。(小胞体は二重膜を持つため、商法体内の液体は、細胞内の液体とは別、つまり実質細胞外と考える)
受動輸送
単純拡散
O2やNOなどガスが、膜を通過する。
濃度差に従って起こる。
促進拡散
K+などがイオンチャネルを通って、膜を通過する。
濃度差に従って起こる。