脊髄硬膜外麻酔
通称エピスパ。L3/L4、L4/L5から行うことが多い。
L4のメルクマールとしては、左右の腸前上骨稜を結んだヤコビー線が用いられる。
使用する針は、ペンシルポイント針とクインケ針(片手で行えて簡易的)。
使用薬剤
レボブピバカイン(ポプスカイン)
メピバカイン(カルボカイン)
ロピバカイン(アナペイン)等が挙げられる。
行う場合、肝機能低下などによる凝固能低下がないかを確かめる必要がある。
硬膜外麻酔が可能かどうかは、
血小板数10万超、PT-INR1.5未満、APTT50パーセント未満(米国区域麻酔科学会ARSAの基準)などが用いられる。
術中の疼痛管理だけではなく、術後の疼痛管理にも有用である。