Ⅰ型肺胞上皮とⅡ型肺胞上皮とサーファクタント
肺胞上皮はⅠ型肺胞上皮細胞とⅡ型肺胞上皮細胞から作られる。
Ⅰ型肺胞上皮細胞
全肺胞表面積の90%を覆う、肺胞の実質を形つくる細胞。
ガス交換を行う。Ⅱ型肺胞上皮細胞から分化する。
Ⅱ型肺胞上皮細胞
肺サーファクタントを作る。
肺サーファクタント
界面活性効果を持つ。このおかげで肺は水の表面張力に負けず、広がることができる。
妊娠20週頃から作られはじめ、28週から32週で羊水中に現れる。
妊娠34週で十分な肺サーファクタントは作られだすため、妊娠34週未満の早産児の場合、RDS(呼吸窮迫症候群)になることがある。
その場合、牛由来のサーファクタントを気道内に投与する。