循環器内科から聞いた、学生なら褒められて医者なら怒られる心電図の読み方。
先日、循環器内科の先生に心電図の読み方を聞く機会がありました。
「先生! 心電図ってどうやって読めばいいんですか?」
「んー君は循環器内科になる気はある?」
「うーん、まだわかりません。今は手技が豊富なマイナーに惹かれています」
「そっかじゃあ今から学生なら褒められて医者なら怒られる心電図の読み方を教えてあげよう」
え? なにその素敵なキャッチコピー!?
ということでその先生から教えてもらった心電図の読み方を以下にまとめておきます。
・各電極の意味するところ
Ⅱ、Ⅲ、aVF:RCA右冠動脈領域
V1~V4:LCD左冠動脈前下行枝領域
V5,V6,Ⅰ、aVL,:LCX左冠動脈回旋枝領域
一応、冠動脈の支配領域は過去記事をご覧ください。
・心電図内の正の波は、電極に向かって動く電気信号を意味する。
「難しい!と思う人は無視してもいいけど・・・それだと学生でも褒められないな~
と、先生談。各電極の位置は大正義病気がみえるのページを読むんだ!
俺も先生にそう言われたから、みんなも読んでくれ!
・軸偏移はⅠとaVFをみる。
ⅠのR波+
aVFのR波+が正常。
そこからⅠのR波が-になると、右軸偏移。
aVFのR波がーになると、左軸偏移。
・脚ブロックはV1をみる。
V1が大きく+だと右脚ブロック。
V1が大きくーだと左脚ブロック。
・あれ・・・?ここまで役に立ってないaVRは?
aVRは-が正常。もし+を示していたら電極のつけまちがえの可能性高し!
できるだけ簡単に書いたつもりです。
言葉足らずなのはあえてですので、もし「?どゆこと?」とか「まちがっとるがな!」みたいなところがあれば、ご連絡ください!