【ワーファリン】【ビタミンK】

きよすけの一言

「ワーファリン必須の疾患を患ったら　多分僕は納豆を食べるために入院します」

問題
「ワーファリン服用中はビタミンK摂取が問題になるが、大豆のビタミンK含有量は高い」
正しい？　誤り？　さくっと　#けん国試

答えは

「誤り」です。

解説
文は誤りです。
ビタミンK拮抗によって抗凝固作用を発揮するワーファリン。
「服用中は納豆を食べないでくださいねー」と患者さんに指導する姿　皆さんも病院実習等で見たかもしれませんが
ビタミンKは大豆に多く含まれているワケではなく、納豆菌が産生するのです。
なので大豆は食べてOK!　納豆菌が含まれる納豆はダメ！ということです。
その他にビタミンKが多く含まれることで問題となりうる食材は
ほうれん草　ブロッコリー　ネギなどが挙がります。
クロレラとかも有名です。いわゆる「健康食品」とされているものには豊富なことが多いです。

また、ワーファリンは催奇形性があります。
このポイントは例えば人工弁が必要な患者さんが挙児希望がある際などに、手術するとワーファリン必須となってしまう「機械弁」でなくて、ワーファリンが必要ない「生体弁」を選ぶ根拠となります。

患者さんの努力がマイナス方向に働いてしまわないように、しっかりと知識をもってワーファリン内服の際には教えてあげましょう。

問題
「ワーファリン服用中はビタミンK接種が問題になるが、大豆のビタミンK含有量は高い」
正しい？　誤り？　さくっと　#けん国試

— きよすけ@医師国試対策アカウント (@swns6) July 17, 2019