【Burger病】【閉塞性血栓血管炎】
きよすけの一言
「あなたの大学の教授はバージャー派?(英語読み)ビュルガー派?(独語読み)」
問題文
Buerger病についての文の中で誤っているものを選べ #けん国試
選択肢
a 若年男性に多い
b 四肢動脈拍動の亢進を認める
c 禁煙は主な治療に挙げられる
d 抗血小板薬を治療に用いる
答えは
「b 四肢動脈拍動の亢進を認める」です。
解説
Buerger病は名前が多く、また似たような名前の病気もあり、ややこしくなってしまっている人もいるのではないでしょうか?
Buerger病(バージャー病・TAO・閉塞性血栓血管炎)は喫煙者に多い病気です。
指先足先の血管が炎症を起こし、よく患者説明に「タバコ一本、指一本(なくなってしまいますよ」などとも言われたりしますね。
症状・所見としては間欠性跛行、指先の痛み、壊死、拍動の減少などが挙がります。
間欠性跛行を同じく呈する(ASO 閉塞性動脈硬化症)とややこしくならないように、しっかり区別しておきましょう。(混乱を防ぐために以降ASOには触れません)
治療としては禁煙、抗血小板薬、血管拡張薬などが挙がります。
a
正しい。タバコを元気にスパスパ吸っている若年男性がなるイメージで覚えましょう。
b
誤り。
真逆です。拍動は弱まります。
c
正しい。
禁煙は治療の中で大きい役割を持ちます。
d
正しい。
抗血小板薬を用います。動脈が主体の病気で血栓が病名に入っていることから、動脈血栓なら抗血小板薬というセオリーとも矛盾なく覚えられますね。
Buerger病についての文の中で誤っているものを選べ #けん国試
— きよすけ@医師国試対策アカウント (@swns6) May 13, 2019