【細胞診】【Papanicolaou】【感染症】【国試本題】
きよすけの一言
「あれ・・・成績証明書切らしてる・・・ もらえるの月曜日・・・(マッチング締め切り3日前)」
25歳の女性。ある主訴で婦人科を受診。腟細胞診Papanicolaou染色標本を次ツイートで示す。原因微生物はどれか? (88E31縮) #けん国試
— きよすけ@医師国試対策アカウント (@swns6) July 27, 2019
答え
「d Herpes simplex virus」
問題
25歳の女性。ある主訴で婦人科を受診。腟細胞診Papanicolaou染色標本を示す。原因微生物はどれか? (88E31縮) #けん国試
選択肢
a Candida albicans
b Trichomonas
c Chlamydia trachomatis
d Herpes simplex virus
解説
核内封入体を認めますね。
これはヘルペスの所見です。
単純ヘルペスが感染を起こします。
単純ヘルペスには1型、2型があり、1型はおもに口唇ヘルペス、2型はおもに性器ヘルペスの原因となりますが
オーラルセックスなどによって1型が性器ヘルペス、または2型が口唇ヘルペスを引き起こすこともあります。
さて 問題文のある主訴ってなんやねん! と思った方もおられるかもですが
もともとの国試ですとここは、「帯下と外陰部痛」になっています。
外陰部掻痒ではなく「痛」 これはかなりヘルペスに特異的な所見です。
陰部がかゆいにおさまらず痛いまで行くいわゆる陰部潰瘍を呈す疾患はヘルペスとベーチェット まずはこの二つを抑えておきましょう。
陰部に潰瘍、陰部の痛みを訴える問題で選択肢にベーチェットがなくヘルペスがあれば、ほぼ答えはヘルペスになります。
かなり美味しい症状ですのでしっかり押さえましょう。