現役研修医きよすけのブログ

私 きよすけの勉強用のものです。(旧名takuwaningのブログ、昔アカウント名がけんだったころもあります)運営者は医学的助言を行っておりません。当ブログの情報の利用は自己責任でお願いします。

AHA BLS プロバイダーを取得してきたよ!

こんにちは きよすけです。

 

本日、僕は AHA BLS プロバイダーコースを受講してきました!

 

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これが認定後にもらえるバッジだ!

という訳で記憶も新しい当日の間にAHA BLSプロバイダーコースについて書いていこうと思います!
今回の記事では
AHA BLSプロバイダーコースを受講に関して

  • なぜ受講するのか
  • 受講するのに必要な物
  • 受講する前にしたこと
  • 当日のこと

この4つについて説明したいと思います。

  • なぜ受講するのか
    理由はいろいろありましたが、一番大きいのはマッチングです。
    マッチングの資格欄に書くことがないなぁ、どうしようかなーと悩んだ僕は検索したわけです。「履歴書 資格ない」*1
    こう検索してみると、出るわ出るわ・・・。凄い数の就活対策サイトが出てきました。
    こうやって就活生の不安につけこんだ記事を上げてアフィリエイトで稼ぐ訳ですね。なるほどなるほどと納得していると、すごい文章が出てきました。「取得予定の資格も履歴書に書いてよい」
    「マジで!? 助かる!」って思わず叫んでました。
    で、気づいたら書き込んでたわけです。
    「2019 9月 AHA-BLSプロバイダーコース受講予定」と。
    で、マッチングを終えてですね。もうめちゃめちゃ、いろんな病院で触れられました。
    「お? AHA-BLS取るの? それはなんで?」*2
    「BLS持ってるのね(多分取得予定を見ていない) 口だけじゃないってことか」*3
    「AHAのやつは、これはやっぱりマッチング対策?」*4
    などなど
    総じて僕の感覚ですが、この資格、病院の皆様には「好印象」でした。
    「こんなに褒められるのか・・・ ならちゃんと取っておかないといけないな」マッチングを終えて帰ってきた僕はそう考え、最寄りの受講センターに登録したわけです。
    1つ注意しておかないといけないのは、この資格は2年しか有効じゃありません。僕みたいにマッチングに使いたい! そしてしっかり資格が有効なままマッチングを迎えたいという人は、5年生になってから取得するようにした方がいいかもしれません! 
    ただ取得したという事実は消えないわけなので、気にしないぜって人は早めに取っておいてもいいかもです。取得したという事実は消えない訳ですし。履歴書に書いても取得年度を嘘つかず書けばOK!
  • 受講するのに必要な物
    受講料15000円・・・これは一律ではありません。お近くの受講センターの受講料がいくらなのかはいろいろ吟味してみてもいいかもしれません
    フェイスマスク(1000円~4000円ほど)・・・これは必須です。Amazonなどでこんなやつ(下画像)を買ってもいいかもですが、レビューはちょっと不安になる感じですね・・・。僕はもう結局その受講センターで買いました(1500円)
    テキスト・・・4400円。高いなー。
  • 受講する前にしたこと
    勉強する。 参考にしたのは
    JRC蘇生ガイドライン2015オンライン版‐第1章 一次救命処置(BLS)
    とかです。医学生のかたなどは、自分の大学のBLSサークルとかに入っている友人に「資料もってない?」とか聞いてみてもいいかもしれません。たいてい超まとまってる資料を持っていて、それを喜んでみせてくれると思います。
  • 当日の事
    かかる時間は半日ほど。僕の場合は朝8:30から始まって14時前には終わりました!
    当日はDVDを観るんですけど、そのレクチャーに用いる映像のクオリティがすごい。めちゃ金かかってる超リアルなアメリカン医療ドラマみたいな感じのDVDを見せられて、インストラクターさんが合間に説明を入れる、といった流れで進んでいきます。
    インストラクターさんの説明は非常にわかりやすく、
    今後、医療者として医学知識を矛盾なく、嘘つかず、分かりやすく説明する非常にいいお手本になるなー 勉強になるなーとか思っていたら4時間半ほどの受講時間もすぐ終わってしまいました。
    勉強するのは
    成人のBLS
    小児のBLS
    乳児のBLS
    補助呼吸
    イムリッヒ法の全部で5項目。
    最後に筆記試験がありますが、これがちょっとややこしい問題かも知れません。
    なぜかというと、この資格を認定しているAHAという団体、これはアメリカ心臓教会の略称なんです。問題文も元は英語、それを直訳しているだけなんですよね。ちょっとわかりづらい。
    問題は全部四択なんですが、答えが何個かあるように見えてしまう問題もあります。
    大事なのは「こっちの方がより適切だよね」と割り切る心です。
    イメージとしては車の免許の試験問題に近いかもしれませんね!

    でも安心してください、僕の受講したコースには7名(医師1名、医学生2名、病院事務3名、理学療法士の専門学校生1名)の受講者が居ましたが、全員合格していました。
    事務をやられている方や、PTの学校の学生さんとも少し話しましたが
    「不安でしたけど、すごい分かりやすくてよかったです。」とおっしゃていたので別に深い医学の知識は要らないかなという印象でした。

 

 

 

以上、こんな感じでした。

半日で取れるし、自分の手技にも自信が持てるようになるので
医療にかかわるかたなら取って損はないかな!と思いました。
おススメですよ!



それでは皆さん ありがとうございました さようなら。

*1:り と googleに打ち込んだら Re:ゼロから始める異世界生活 と出てきて1時間ほど時間が飛びました

*2:僕の返事「研修医の方が病院に資格を取ることを義務付けられていることが多いと聞きました。ということは多くの病院は BLSができる人材が欲しいと考えているということですよね。それならば研修医になる前に取得しておこうと思いました」

*3:僕の答え「そうですね。口だけ、と言われがちなことは良くも悪くも多弁な僕にはつきものだと考えています。ですので、ここは権威主義でいこうと思いたちまして、しっかり資格を取ることで「口だけじゃないぞ! 俺を口だけだと思うならAHAが黙っていないぞ」ということで取得しました」←ウケた。

*4:僕の答え 「もちろんマッチングを意識せずこの時期に取得したというと嘘になってしまいます。ただ〇〇大学の〇〇先生から頂いた推薦書を読んでいただけばおわかりになると思いますが、私はBLSを地域の高校生・市民の方々に教えるボランティアサークルに所属しておりまして、handonly CPRを教えてはいるのですがこのタイミングでしっかりともう一度勉強したいと思ったことも理由の一つです」