【母子感染症】
きよすけの一言
「お昼ご飯どこにいこうかなぁ」
問題
妊娠中の感染症について説明した文の中で正しいものを選べ。 #けん国試
選択肢
a 尖圭コンジローマは感染の原因にならない
b 妊婦のGBS検査は妊娠初期に行う
c 妊娠中、外陰ヘルペスを発症した場合全例帝王切開を行う。
d クラミジア頸管炎は妊娠中でも治療を行う
答え
「d クラミジア頸管炎は妊娠中でも治療を行う」
a 尖圭コンジローマは感染の原因にならない
誤り。感染します。
感染するってことは赤ちゃんの陰部にもあのカリフラワーができるの? まぁそれくらいないいかな? と思うかもしれませんが大間違いです!
あのカリフラワーが喉頭にできて、最悪窒息もきたしうる「喉頭乳頭腫」の原因になります、これは危険!
b 妊婦のGBS検査は妊娠初期に行う
誤り。妊娠34週より後期で行います。
c 妊娠中、外陰ヘルペスを発症した場合全例帝王切開を行う。
誤り。全例は嘘くさいですよね。 初感染の場合、1か月以内の発症。 再発の場合は一週以内の発症の場合に胎児への産道感染を避けるために帝王切開を行います。
d クラミジア頸管炎は妊娠中でも治療を行う
正しい。 妊婦さんにも使える マクロライドで治療できますので治療します!
妊婦にNGなのは
テトラサイクリン(歯牙黄染)、ニューキノロン(妊婦禁忌。小児では関節軟骨変形をきたします)、アミノグリコシド(聴神経障害、腎形成異常)、クロラムフェニコール(Gray syndrome)などです。
1つポリクリでお世話になった先生のエピソードを紹介させてください。
一人の産婦人科の先生が、妊婦さんにこういう説明をしていたんです。
「このGBS検査ってのはね、妊娠が無事なまま順調に経過して初めて出来るんです
だから私はこの検査をやりますよーって説明するの嬉しいんですよね。ここまでこれたかー!って感じがして」
これを聞いた時素敵だなーって思って、なんか覚えていたんですよね。
実はこの選択肢、うちの大学の卒試の問題で似たようなものがあったんですが
このポリクリのエピソードのおかげで解けました
ポリクリエピソードで問題が解ける嬉しいですよね~。
妊娠中の感染症について説明した文の中で正しいものを選べ。 #けん国試
— きよすけ@医師国試対策アカウント (@swns6) September 17, 2019