現役研修医きよすけのブログ

私 きよすけの勉強用のものです。(旧名takuwaningのブログ、昔アカウント名がけんだったころもあります)運営者は医学的助言を行っておりません。当ブログの情報の利用は自己責任でお願いします。

【けん国試ベース】【精神科】

けん国試ベースとは・・・

国試を解いていく上で「いやそれはもう知っておかないとどうしようもないよ」となる前提知識のことである。
勘違いしないでほしいが医学生として知っていて当然の知識では決してない。

当日、思いつくのは無理。これは覚えておこうね、という知識を指す造語である。

 

 ・せん妄に対して薬物療法を行う場合、
せん妄←抗精神病薬
振戦せん妄(アルコール多飲者の急な断酒で起こる)←抗不安薬

 

うつ病の診断基準 SIGECAPS

治療薬:SSRISNRI
副作用として吐き気!これは2週間で体が慣れる、効き目は遅れてやってくるからしっかり説明することが重要!吐き気に負けないで! しっかり飲んで伝えて薬を出すこと!

 ・双極性障害 DIGFAST

 双極障害の治療:炭酸リチウム、バルプロ酸

・感情失禁ー脳血管性認知症

 

・思路障害の中に、観念奔逸(双極障害の躁状態)と連合弛緩(統合失調症)がある。

 

精神保健福祉センター精神障害者の福祉増進のための施設(精神保健福祉法) 。

ADHDの対応は まずは行動療法。
例「集中が持つ時間に区切って勉強する」「机を一番前にする」
それでも改善しなければ、メチルフェニデートを用いる。

 

心理検査
認知症の検査
改定長谷川式簡易知能評価スケール(20以下で疑う)
Mini-Mental State Examination(MMSE)(23以下で疑う)

 

離人症
「ご飯が砂の味がする」
「景色がセピア色に見える」
「嬉しい という気持ちが自分の感情と思えません」
などなど。

 

・思考途絶・・・考えがぴたっと止まってしまう症状(統合失調症
 思考静止・・・思考がスローモーションになり、進展しない。(うつ病

 

・行為心追・・・何かしないと!何かしないと!何かしても気は休まらない状態!(躁)

 

・非定型抗精神病薬(リスペリドンとか)の一種
オランザピン、クエチアピン、クロンザピンのピン系(これオリジナル)は糖尿病患者に投与は禁忌。

 

・知能検査

16歳以下なら、WISC-Ⅲ
それ以上ならWAIS-Ⅲ

・ぱっとみ気分障害なのに、実は身体疾患の症状として精神症状を呈していました~となりうるのは
Cushing症候群
甲状腺機能低下症
抗NMDA受容体脳炎(卵巣腫瘍(特に奇形腫)に併発する脳炎。若年の女性に好発する)

 

・制止と混迷
制止:欲動はあるけど、ちょうゆっくりな状態。うつ病でみられる。
混迷:意識は清明であるが、意思の表現がまったくみられない状態。たまに病室でみる。 うつ病、緊張病、解離などでみられる。