【けん国試ベース】【麻酔科】
けん国試ベースとは・・・
国試を解いていく上で「いやそれはもう知っておかないとどうしようもないよ」となる前提知識のことである。
勘違いしないでほしいが医学生として知っていて当然の知識では決してない。当日、思いつくのは無理。これは覚えておこうね、という知識を指す造語である。
・ハロゲン化吸入麻酔薬一覧
イソフルラン
セボフルラン・・・気道刺激性が低く、導入に用いることができる。
デスフルラン
・混合静脈血酸素飽和度の計算式
混合静脈血酸素飽和度=動脈血酸素飽和度ー酸素消費量/(心拍出量×ヘモグロビン×13.9)
・ハロゲン化吸入麻酔薬(イソフルラン、セボフルラン、デスフルランなど)について
ハロゲン化吸入麻酔薬は非脱分極性筋弛緩薬の作用を遷延させる。
デスフルランの生体内代謝率は低い
・肺胞酸素分圧の式
PAO2=(760-47)×FiO2-PaCO2/呼吸商
FiO2:吸入中酸素濃度例0.21
呼吸商:0.8
A-aDO2=PAO2-PaO2
【けん国試ベース】【呼吸器】 - 現役医大生きよすけのブログ
・局所麻酔薬の中毒
1初期 興奮多弁など。中枢神経刺激薬、呼吸・循環も刺激
2痙攣期
3末期 中枢神経抑制症状、呼吸、循環の抑制も起こる
※けいれんに対してジアゼパムを用いる。
・プロポフォールは鎮痛作用を持たない。
・筋弛緩薬に対する感受性
例:「腹筋、咽頭筋、横隔膜、皺眉筋、母指内転筋」の中だと
横隔膜は最も筋弛緩薬に対する感受性が低く、筋弛緩薬の回復が早い。
上気道を拡大させる咽頭筋は感受性が最も高い
・成人の安静時酸素消費量は約250ml/分
・麻酔科領域の拮抗薬
ベンゾジアゼピン系の拮抗薬フルマゼニル
オピオイドの拮抗薬ナロキソン
ロクロニウム、ベクロニウムの拮抗薬ネオスチグミン
※ネオスチグミンは同時に徐脈や気道分泌亢進を起こす為、それを防ぐためアトロピンも投与する。
ロクロニウムの拮抗薬のネオスチグミンの拮抗薬アトロピンってなんじゃそりゃ。
・挿管困難を予想されるLEMON
L look externally 外観の評価
E Evaluate 3-3-2rule 開口3横指 舌骨頤間3横指 甲状舌骨-口腔底2横指
M Mallampati分類
O Obstruction 閉塞
N Neck mobillity 頸部の可動性
・SaO2とPaO2の関係性
90%の時60mmHg
75%の時40mmHg
50%の時27mmHg
・帯状疱疹の好発部位
胸髄! 次いで三叉神経
・皮膚分節’デルマトーム
Th2 腋
Th4 乳首
Th10 ヘソ
・ICUにいない患者に対して敗血症を疑う為にqSOFAを用いる
呼吸数22回以上
GCSの異常
収縮期血圧100mmHg以下
これらを一項目でも満たしたら敗血症を疑う。
・体重と血液の関係
体重を13で割ると血液の重さkg
体重に70を書けると血液の量ml
・チオペンタールは喘息に禁忌。