現役研修医きよすけのブログ

私 きよすけの勉強用のものです。(旧名takuwaningのブログ、昔アカウント名がけんだったころもあります)運営者は医学的助言を行っておりません。当ブログの情報の利用は自己責任でお願いします。

【解剖】

きよすけの一言
「俺に名前をつけさせろ! ってくらい解剖のネーミング学生を混乱させるの上手」

 

問題文
以下の文の中で誤っているものをえらべ #けん国試

選択肢
a 細気管支から末梢では軟骨を認めない
b 終末細気管支は呼吸細気管支に分岐する
c 細気管支に気管支腺は存在する
d 主気管支の分岐角度は左が大きい

答え

 「c細気管支に気管支腺は存在する」

 


a正しい
細気管支から細かく分岐するために軟骨が消え、気管支腺も消えます。

b正しい
終末細気管支は気管支の終わりじゃありません!ややこしいですね。
終末細気管支の終末は「呼吸と無関係の終わり」「線毛の終わり」の二つの終わりと覚えましょう。

c誤り
細気管支に気管支腺は存在しません。

d正しい
主気管支の分岐角度。右が小さいということばっかり頻出していますが、それなら当然左は大きいです。


以下簡単な下気道の解剖。

気管→主気管支→細気管支(ここから軟骨と気管支腺が消える。そして多列線毛上皮だったのが単層線毛に)→終末細気管支(ここで線毛が終わる)→呼吸細気管支(呼吸にかかわり始める)→肺胞

って感じですね。