【検査値】【上昇】【低下】
きよすけの一言
「お昼いっぱい食べて眠い」
問題
アの状態の場合、イの血液・尿検査項目が低下するものを選べ #けん国試
選択肢
a ア,やせ イ,血中クレアチニン値
b ア,腎不全 イ,血中尿酸値
c ア,1型尿細管性アシドーシス イ,血中Cl値
d アBartter症候群 イ,血液pH
答え
「a ア,やせ イ,血中クレアチニン値」
イの項目が低下するものを選ぶ。
つまりaではイの項目は低下し、bcdではイの項目は上昇する。
a ア,やせ イ,血中クレアチニン値
やせている時、クレアチニン値は低下する。
クレアチニン値は筋肉由来の成分なので、筋肉多めの人だと高くなり
やせている人、高齢者、小児など筋肉少なめの人は低めとなります。
国試にでるかは微妙ですが、上記の理由でクレアチニンではなくて
筋肉量の影響を受けにくく、より初期の腎機能の低下を反映するとされているシスタチンCが腎機能の評価に用いられることもあります。
シスタチンCはステロイドの使用、甲状腺機能に影響を受けるのでそこは要注意です!
あと検査にかかるお金が高いらしい(by 指導医)
b ア,腎不全 イ,血中尿酸値
腎不全の時、血中尿酸値は上昇します。
腎不全だと尿酸は排泄できなくなります。
c ア,1型尿細管性アシドーシス イ,血中Cl値
1型尿細管性アシドーシスでは、珍しいアシドーシスですよね。
・アシドーシスなのに低K血症
・AG正常のアシドーシス→高Cl血症
あと1型尿細管性アシドーシスでは、尿中へのクエン酸排泄が低下します。(100B43)
d アBartter症候群 イ,pH
Bartter症候群では、続発性アルドステロン症が起きます。アルドステロン値が上昇すると、血中のKが低下します。
血中のKが低下すると、Hが低下するのでアルカローシスを来します。
pHの値は上がりますね。(血中のH+は低下しますね)
アの状態の場合、イの血液・尿検査項目が低下するものを選べ #けん国試
— きよすけ@医師国試対策アカウント (@swns6) September 14, 2019