現役研修医きよすけのブログ

私 きよすけの勉強用のものです。(旧名takuwaningのブログ、昔アカウント名がけんだったころもあります)運営者は医学的助言を行っておりません。当ブログの情報の利用は自己責任でお願いします。

【鎖肛】

きよすけの一言
「ランチ640円だったお店が消費税増税で750円になっていました。
!?!? 17%じゃない!? 17%アップしていない!?」

 

問題
「鎖肛は羊水に対して主にどのような影響をきたす?」
選択肢
a 羊水増加
b 羊水過少
c 影響は少ない

 

答え

 


「c影響は少ない」

 

鎖肛に気づくタイミングは
産まれてから行う検温のために体温計をお尻に刺す時です。
これは知っている人もいるかも知れません。
確かめる為に、倒立(つまりくるっと上下を逆にして)でX線写真を撮影します。

初めて気づくのは生まれてからの検温の時・・・
ということは妊娠中にはなかなか気づけないということですね。
そこから鎖肛は羊水に対しての影響は少ないということがわかります。

ちなみに例外を挙げるのは僕は混乱を招いて苦手なんですけど
鎖肛は基本的に羊水への影響は少ないとされているんですが、羊水過少を起こしている児で認めることもあります

 

以下羊水過少、羊水過多まとめ


羊水過少をきたす場合
Potter症候群:腎の低形成により羊水が産生されない
その他には妊娠高血圧症候群胎盤機能不全、破水、過期産、双胎間輸血症候群の供血児

羊水過多をきたす場合
妊娠糖尿病、食道閉鎖、十二指腸閉鎖、小腸閉鎖、二分脊椎など