けん国試ベースとは・・・
国試を解いていく上で「いやそれはもう知っておかないとどうしようもないよ」となる前提知識のことである。
勘違いしないでほしいが医学生として知っていて当然の知識では決してない。当日、思いつくのは無理。これは覚えておこうね、という知識を指す造語である。
・腎細胞癌の診断において、PETは不適である。もともとPETは腎で高集積を呈するためわかりづらい。
・尿路結石の成分
シュウ酸カルシウム(最多80%) 正八面体
リン酸カルシウム
尿酸
シスチン 六角形
レントゲンにうつるものはCaを含む シュウ酸カルシウム、リン酸カルシウム
アルカリ尿になると生じやすいものはリン酸カルシウム(その他はアルカリ尿は治療として用いるほどアルカリ尿では生じにくい)
※しかし 尿細管性アシドーシスⅠ型(シェーグレン症候群)ではⅡ型(Fanconi症候群)と比較し、尿はアルカリ尿となりなおかつ結石を生じやすい。
抗HIV薬を飲むことで生じる結石はCTにすらうつらないことがある。
・尿閉
膀胱には尿がある、でも 尿は出ない。 この状態を指す(109H6)
・停留精巣
1歳までは経過観察 以降手術を検討
・持続勃起症
動脈性持続勃起症・・・緊急性なし! 痛くない、硬くない
静脈性持続勃起症・・・緊急性あり! 痛い! 硬い!
・精索静脈瘤・・・精路再建術は治療ではない!精索静脈結紮術で治療する。