結腸癌、直腸がんの術式
結腸癌の術式は4つ。
結腸右半切除術、横行結腸部分切除術、結腸左半切除術、S状結腸切除術
※横行結腸切除術(部分切除可能)
腸管切除+リンパ節郭清術がデフォルト。
部分切除術したいけど結腸は側副路が発達しているため、結腸右半切除術、結腸左半切除術、S状結腸切除術では部分切除術ができない。
直腸癌の術式は3つ。
高位前方切除術、低位前方切除術、腹会陰式直腸切断術
直腸の部位
Rs:岬角(第1仙椎上縁)~第2仙椎下縁
Ra:第2仙椎下縁~腹膜反転部
Rb:腹膜反転部~恥骨直腸筋付着部
P:恥骨直腸筋付着部~
※外科的肛門管は恥骨直腸筋付着部~肛門縁
解剖学的肛門管は歯状線~肛門縁
↓のページが詳しいです。
gastropedia(ガストロペディア) 消化器にかかわる医療関係者のために
前方切除術は肛門温存可能
直腸切断術は肛門温存不可
※Hartman手術
肛門温存可能は手術だとしても、感染症、高齢者などの吻合不全のリスクがあるため
安全策として人工肛門も増設し「万が一」のために備える術式