現役研修医きよすけのブログ

私 きよすけの勉強用のものです。(旧名takuwaningのブログ、昔アカウント名がけんだったころもあります)運営者は医学的助言を行っておりません。当ブログの情報の利用は自己責任でお願いします。

【OCT】【国試本題】

きよすけの一言
「予告編が出ました! やっと外にでた!」
https://youtu.be/3paHgkXTl0s


【予告編】就職試験結果発表 いかんせん編 第0話-4【東京ヒヤリハット】

宣伝終わり!

 

問題

71 歳の男性。左眼で物がゆがんで見えることを主訴に来院した。3 か月前に気付 いたが回復しないという。矯正視力は右 1.2、左 0.4。左眼の眼底写真と光干渉断層法〈OCT〉の結果を以下に示す。(108D38)
左眼の治療法として適切なのはどれか

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選択肢

a 硝子体手術
放射線治療
c 網膜光凝固
d 抗凝固薬内服

答え

 


「a 硝子体手術」

 

OCTより
黄斑部分に穴を認めるので、黄斑円孔の診断になります。

治療法は硝子体手術!
硝子体が網膜を牽引してしまっていると考えられるので
網膜の10層構造の内、硝子体と接する内境界膜の部分を除き
ガスタンポナーデで穴を押さえつけます。
術顧は俯き(伏臥位)でぼーっとしてないといけませんね。

黄斑部分なので光凝固は禁忌です!