現役研修医きよすけのブログ

私 きよすけの勉強用のものです。(旧名takuwaningのブログ、昔アカウント名がけんだったころもあります)運営者は医学的助言を行っておりません。当ブログの情報の利用は自己責任でお願いします。

心エコーの取り方~POCUS~

ざっくり

第2,3胸骨左縁 プローブマークを右肩に 長軸像 左肩に 短軸像

そのままおろして4,5肋間 左鎖骨中線 four chamber .

 

 

 

いろいろある心エコーの取り方の中でも
研修医がとれるようになるべき心エコー

POCUS

熟練した術者が行う心エコーは患者が可能ならば左側臥位をとってもらい、より胸壁に心臓を近づけて行う手技であるが
超音波に精通していない医療者がスクリーニングとして行う心エコーの手技としてPOCUSというものがある。

 

これは患者を仰臥位を取らせたまま、
1傍胸骨左縁 第2,3肋間胸骨左縁
2心尖部 第6肋間 左鎖骨中線上
3心窩部 胸骨下縁

 

1傍胸骨左縁から見るもの!
長軸断面だと大動脈と左房を観察できる。その際に大動脈と左房の大きさが一緒であることを確認する。
もし左房が拡大していたら左心不全
大動脈が拡大していた場合、大動脈解離の可能性あり。直ちに上級医に連絡だ!

 

2心尖部から見るもの
いわゆるフォーチェンバー像(四つの部屋全部見れる見かた)を認める。

 

3心窩部から見るもの
四腔は心窩部からみることもでき、また下大静脈の経と呼吸性変動で大体の右房圧を知ることが出来る。
径が21mmを越え、かつ呼吸性変動が50%を下回る時、右房圧は15ほどと推測できる。これによって心エコーで右心不全が起きているかどうか評価することが出来る。

また

心タンポナーデ
肺塞栓
大動脈解離などのクリティカルディジーズを常に見落とさないように心エコーを行う必要がある。