【IPMN】
きよすけの一言
「絵本だと そらまめくんシリーズが好きでした」
問題
膵管内乳頭粘液性腫瘍の診断に最も有用なのはどれか?
選択肢
a 拡大内視鏡
b 超音波内視鏡
c 下部消化管内視鏡
d ダブルバルーン内視鏡
答え
b 超音波内視鏡
解説
はい!
これは ほぼhttps://minkore.com/bbs_view/112_3_11 と同じ問題です。
内視鏡といえばいろいろ種類がありますが、基本的には
「十二指腸より口側なら
上部消化管内視鏡」
「大腸を見たいなら
下部消化管内視鏡」
小腸を見たいなら
ダブルバルーン内視鏡、カプセル内視鏡(あまり答えになるの見たことないです…仕組み状、腸管内を精査しづらいからかな?)
この二つの内視鏡の登場以前は小腸の中を見る内視鏡は存在しませんでした。
ちなみにダブルバルーン内視鏡は口からも肛門からも入れれるので、小腸全部を見る時は口から見れるところを見て、その後に肛門から見れるところを見て全体を見るらしいですよ。
膵管内乳頭粘液性腫瘍IPMNは膵臓の内側に腫瘍ができるので内視鏡を入れ、観察するだけでは所見を認めることは少ないです。
もちろん粘液産生の結果ファーター乳頭が拡大したり、そこから粘液が出ていたりすることを認めたりはありますが。
その為内視鏡を突っ込んでそこから超音波を当てることで”膵臓の内部”に潜む病変を見る、超音波内視鏡検査が診断に有用なんですね。
他にも腹部超音波検査やCT・MRCP、ERCP、膵管鏡などが用いられます。
a 拡大内視鏡
誤り。拡大する意味はないですね。
b 超音波内視鏡
正しい。
c 下部消化管内視鏡
誤り。下部消化管内視鏡ではファーター乳頭は観察できませんね
d ダブルバルーン内視鏡
誤り。ダブルバルーン内視鏡は小腸を見るためのもの。”最も有用”とは言い難いですね。