【糖尿病】【インクレチン】
きよすけの一言
「医師になったらモテる は嘘!!!」
問題
以下の糖尿病治療薬の中で主たる作用としてインクレチン分解を阻害するものはどれか #きよすけ国試
選択肢
a αグルコシダーゼ阻害薬
b DPP-4阻害薬
c SGLT-2阻害薬
d ビグアナイド薬
答え
「b DPP-4阻害薬」
さて糖尿病治療薬を前回同様、出題してみました。
以前まとめたのはこちら。
上の記事と重複してしまいますが、さらっと今回の選択肢の治療薬を紹介してみましょ!
以下の糖尿病治療薬の中で主たる作用としてインクレチン分解を阻害するものはどれか #きよすけ国試
選択肢
a αグルコシダーゼ阻害薬
誤り。腸での糖の九州を阻害する形で血糖の上昇を防ぐ。
b DPP-4阻害薬
正しい。インスリン分泌を促進するインクレチンを分解するのがDPP-4、つまりDPP-4はインスリン分泌にとってのお邪魔虫。そのお邪魔虫を阻害するのがDPP-4阻害薬。インスリンのお邪魔虫を阻害するのがDPP-4阻害薬ですね!
c SGLT-2阻害薬
誤り。腎での糖排泄(普通は起きない)を起こすことで血糖を硬化させる。糖分いっぱいの尿が流れるので、尿路感染に注意。
d ビグアナイド薬
誤り。肝臓での糖新生を抑制することで血糖を下げる。
ということで今回の問題の正解はbのDPP-4阻害薬! となります!
さて、DPP-4阻害薬といえば指導医の方からこんな話を聞きました。
DPP-4阻害薬(例 ジャヌビア、トラゼンタ)の副作用として有名なものは水疱性類天疱瘡。
— きよすけ∈東京ヒヤリハット (@swns6) 2020年4月29日
いきなり水ぶくれができることで、今まで築いてきた患者さんとの良好な関係に亀裂が入ることもある。#きよす研
へ―と思い、検索するとこんな2017年のニュースもありました。
DPP-4阻害薬による非炎症型「水疱性類天疱瘡」の86%が特定のHLA遺伝子を保有 糖尿病治療薬によるリスク因子を調査 | ニュース/最近の関連情報 | 糖尿病リソースガイド
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たぶん毎日医師国家試験を開設する動画をあげています!