【禁煙】
きよすけの一言
「タバコ←興味ない
煙草←かっこいい」
問題文
禁煙治療の際、禁煙を望む患者さんにかける言葉として適切でないものはどれでしょう? #けん国試
選択肢
a「一緒にまずは3本減らしていきましょう」
b「保険治療になりますよ」
c「薬物治療もできますよ」
d「まずすべきものが禁煙です」
答えは
「a 一緒にまずは3本減らしていきましょう」です。
解説
a
誤りです。
禁煙ではなく減煙法は禁煙治療では悪手とされています。
b
正しいです。
禁煙は保険治療となります。
c
正しいです。
薬物治療としてはニコチンパッチ、バレニクリン酒石酸塩などが用いられます。
d
正しいです。
「禁煙治療」に適応はあるため健康保険適用になる人、ならない人がいますが
禁煙の適応にならない喫煙者はいません。
104B55では
「この患者に禁煙指導を行うこととした。
説明として適切なのはどれか。」という問題で
a 「まず行うべき治療です」
が正解となっています。
減煙法について
これは僕が実際に聞いた禁煙治療についての話なのですが
「タバコを吸う人にとって、ニコチンというものはなくてならないものであり、脳みそがニコチンを欲する状態になってしまっています。そんな愛煙家の方がタバコを減らすということはとても大変で苦しいことかもしれません。減煙というのはちょっとずつというと、聞こえがいいかもですが苦しみの期間をだらだらと先延ばしにしてしまうことになります。完全な禁煙の方が成功率が高いワケがここにあります。
一部の犬種は尻尾を切ることで見栄えを良くするそうです。体の一部を切るなんて恐ろしいことですが、減煙法は尻尾で例えると一日1mmずつ切っていくようなものです。それは犬も絶対にいやがりますよね。根本から一気に行くほうがうまくいくということです」
なんて犬がかわいそうな話・・・。というのは関係ないですが
なので「今後タバコをゆっくり減らそう」という発言は止めましょうという話でした。
禁煙治療の適応
・ニコチン依存症スクリーニングテストが5点以上
・35歳以上の場合Brinkman指数(一日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上
(35歳以下の場合はBrinkman指数は問わない)
・禁煙を希望している
・禁煙治療について説明を受け、文書により同意を示している。
(参考サイト すぐ禁煙.jp https://sugu-kinen.jp/treatment/about/ )
禁煙治療の際、禁煙を望む患者さんにかける言葉として適切でないものはどれでしょう? #けん国試
— きよすけ@医師国試対策アカウント (@swns6) May 9, 2019