CBTについて考えてみた。
こんにちは、きよすけです。
今回、質問箱にこういう質問をいただきました。
おれに!? 俺114回医師国家試験受験生だよ!?
でもわかるよ~。先輩たちの国家試験が終わった2月のこの時期。
「そっかー俺もCBT受験生か~」と変に意識しちゃいますよね。
大丈夫! この記事は多分役に立つと思う。 てか役に立つものになるように頑張る!
CBTじゃなくて「やべ! 俺も医師国家試験受験生じゃん!」って思うあなたには
【114回レビュー】医師国試に向けてあらかじめ把握しておきたい 心・技・体① 「体」編
【114回レビュー】医師国試に向けてあらかじめ把握しておきたい心・技・体②「心」編
【114回レビュー】医師国試に向けてあらかじめ把握しておきたい 心・技・体③「技」編 - 現役医大生きよすけのブログ
を読んでいただければと思います。
でもまぁ、やりましょう。問われたからには答えましょうとも。CBTね、おけおけ……(思い出してます) えー……よし おけ! いきましょう!
医学生が病棟に出るためにクリアしなければいけないハードル CBT。
CBTも例年ブラッシュアップを重ね、そして学生たちも(しなきゃいいのに)どんどんレベルが向上し、いまや
CHOTTO
BENKYO SUREBA
TORU
の時代はすでに終わりました。
血液ガスの代償性変化の妥当性
・代謝性アシドーシスの場合
判断するべきは呼吸性アルカローシスの妥当性
PaCO2が 1.2×⊿HCO3(HCO3が正常値 24から どんだけ変化しているか)をみる。
・代謝性アルカローシスの場合
判断するべきは呼吸性アシドーシスの妥当性
PaCO2が 0.7×⊿HCO3(HCO3が正常値 24から どんだけ変化しているか)をみる。
・呼吸性アシドーシスの場合
判断するべきは代謝性アルカローシスの妥当性
急性では HCO3が 0.1×⊿PaCO2(PaCO2が正常値 40から どんだけ変化しているか))
慢性では HCO3が 0.35×⊿PaCO2(PaCO2が正常値 40から どんだけ変化しているか))
・呼吸性アルカローシスの場合
判断するべきは代謝性アシドーシスの妥当性
急性では HCO3が 0.2×⊿PaCO2(PaCO2が正常値 40から どんだけ変化しているか))
慢性では HCO3が 0.5×⊿PaCO2(PaCO2が正常値 40から どんだけ変化しているか))
で妥当かどうか判断する。
僕が医師国試終わったら買ったもの 【初期研修医】
さて、本日2021年3月16日は第115回医師国家試験の合格発表日でしたね。ってことは研修医1年目の僕もそろそろ先輩になる訳ですね。
マジか……増える責任、増えぬ知識。吐き気を覚えますね。
さて研修医として1年経ってしまった今「あー買ってよかった」というものを紹介しようと思っていたんですが、それだとありがちじゃないですか。
なので買ったものをカテゴリ別に基本的に全部書いて行きます。
緩和医療の自分用まとめ
・緩和医療
延命効果はない
命を縮める訳でもない
意識を低下させることが目的ではない。あくまでも痛みを取り除くことが目的。
きちんとエビデンスがある
この4点が緩和医療のミソ!
・要はステロイド
緩和医療といえば、オピオイド…と考えがちだが、同じくらい重要なのがステロイド。
オピオイドが効くのは疼痛と呼吸困難。
ステロイドは、倦怠感、嘔気嘔吐、発熱、胸水、腹水などなどと多岐にわたる。
リンデロン、デカドロンからの開始が望ましい。(電解質に影響を与えないため)
リンデロンorデカドロン
1-8 mg 内服 分1or2 朝or朝昼
1-2 mg 座薬 分1or2 朝or朝昼
2-8 mg 静注or皮下注 分1or2 朝or朝昼
プレドニゾロン:リンデロン=4:25 と効果の差あり。
副作用として、筋力低下などを呈すことがある。それを避けたい場合は、プレドニゾロンを優先すべきではあるが、運動機能低下はそもそも終末期の避けられない症状であるため誤認に注意が必要。
ステロイドは脳圧亢進に対しても効くため、朝方亢進しやすい脳圧(睡眠による低換気が引き起こすCO2貯留が血管拡張を起こして、脳圧亢進を引き起こす)を低下させたい以外、夕方は使わない!
舌カンジダは予防的に、ファンギゾンうがい(ファンギゾンシロップ5 ml+水 500ml で1日3.4回うがい)を行っても良い。