緩和医療の自分用まとめ
・緩和医療
延命効果はない
命を縮める訳でもない
意識を低下させることが目的ではない。あくまでも痛みを取り除くことが目的。
きちんとエビデンスがある
この4点が緩和医療のミソ!
・要はステロイド
緩和医療といえば、オピオイド…と考えがちだが、同じくらい重要なのがステロイド。
オピオイドが効くのは疼痛と呼吸困難。
ステロイドは、倦怠感、嘔気嘔吐、発熱、胸水、腹水などなどと多岐にわたる。
リンデロン、デカドロンからの開始が望ましい。(電解質に影響を与えないため)
リンデロンorデカドロン
1-8 mg 内服 分1or2 朝or朝昼
1-2 mg 座薬 分1or2 朝or朝昼
2-8 mg 静注or皮下注 分1or2 朝or朝昼
プレドニゾロン:リンデロン=4:25 と効果の差あり。
副作用として、筋力低下などを呈すことがある。それを避けたい場合は、プレドニゾロンを優先すべきではあるが、運動機能低下はそもそも終末期の避けられない症状であるため誤認に注意が必要。
ステロイドは脳圧亢進に対しても効くため、朝方亢進しやすい脳圧(睡眠による低換気が引き起こすCO2貯留が血管拡張を起こして、脳圧亢進を引き起こす)を低下させたい以外、夕方は使わない!
舌カンジダは予防的に、ファンギゾンうがい(ファンギゾンシロップ5 ml+水 500ml で1日3.4回うがい)を行っても良い。