現役研修医きよすけのブログ

私 きよすけの勉強用のものです。(旧名takuwaningのブログ、昔アカウント名がけんだったころもあります)運営者は医学的助言を行っておりません。当ブログの情報の利用は自己責任でお願いします。

【けん国試チップス】

けん国試チップスとは

 

1,2行で済んでしまう知識で医師国家試験においては正解できるだろうという知識をまとめたページである。
直前にボーっとみることを想定して自分のために作成している。

 

消化器
 ・腹膜偽粘液腫はイレウスはきたしづらく、腹部膨満が顕著。虫垂、卵巣原発が多い。
・腹膜中皮腫は10%程度の割合で粘液性腹水を呈する。

 ・食道癌は 所属リンパ節転移なら切除する。 遠隔リンパ節転移あり、遠隔臓器転移ありなら切除しない。

 ・食物繊維を1日20mgとると、大腸癌や循環器疾患のリスク低下

代謝・内分泌
ドパミンを健常者に投与するとGHホルモン産生上昇。先端巨大症に投与するとGHホルモン産生低下、先端巨大症治療にドパミン作動薬を用いる。
甲状腺ホルモン投与治療時には、心電図をチェック! 虚血性疾患を誘発するリスクがる。
・粘液水腫昏倒と橋本脳症は別物。粘液水腫昏倒は甲状腺ホルモン不足に何か重なる。T4で治療。橋本脳症は脳に対する自己免疫疾患、ステロイドで治療する。
・糖尿病性ケトアシドーシスへの輸液は、生理食塩水を用いる。
「アシドーシスじゃん! pH7の生食よりpH7.4の乳酸リンゲル使おう」よりも「ブドウ糖いっぱいじゃん! ブドウ糖ゼロの生食使おう!」という発想

↑古い考えらしい。今はどっちでもよい(ブドウ糖付加リンゲルを使わないようには注意!)
甲状腺機能亢進症 では 高P血症を呈す
機序 甲状腺機能亢進→骨代謝亢進→代償的にPTH分泌低下→高P血症

 

循環器内科
・頻脈性不整脈に対して頸動脈洞マッサージや、眼球圧迫は効果があるが、それぞれ脳梗塞網膜剥離のリスクがある為行わない方が無難。
・血中のHCO3はアルカリ性物質として働く。なので
例えばCO2吐けない! 呼吸性アシドーシス に対しては代償性アルカローシスとしてHCO3の上昇が起こる。
・血液粘度上昇→血圧上昇

腎臓内科
・多発血管炎性肉芽腫症(wegener症候群)はC-ANCA(PR-3 ANCA)陽性。ワグナーのPRうれCやんか。
・血症浸透圧の基準値は280-290ほど。
・尿比重の基準値は1.000の 下二ケタが10-30。
・尿毒症は掻痒を呈す。


血液内科
・大量輸血は代謝性アルカローシスの原因となる。クエン酸Naが弱酸と強塩基の塩のため。

 

呼吸器内科

COPDの普段の治療にはステロイドは用いない。
急性増悪時ABC! 抗菌薬 βブロッカー ステロイド

 
・びまん性汎細気管支炎 閉塞性換気障害を呈す。初期はインフルエンザ菌、肺炎球菌。進展すると緑膿菌。気管支拡張症、Kartagnener症候群。HLA-B54保有

産婦人科
PCOSにゴナドトロピンを用いた後生じる卵巣過剰刺激症候群OHSSでは治療に輸液、アルブミン、低用量ドパミン投与で腎血流を確保して尿量を維持する。(腎保護)
・「波動性がある」「骨癒合横断がある」この2つがあると「治療の必要がある」帽状腱膜下血種となる。
・産瘤→波動性なし、骨癒合横断あり。二日ほどで消える。
・頭血種→波動性あり、骨癒合横断なし。数週、数か月で消える。
・産瘤は恥骨側に出来る。仙骨側が強く児頭を押し、骨重責は仙骨側の骨が下に潜り込む。
・未熟児には産毛が多い
・臍帯は一般には生後7日ー14日で脱落する。
・子宮頻収縮を見ると、過強陣痛や常位胎盤早期剝離を疑う。
・生理的臍帯ヘルニアは7週~11週で見られる。
尿道カルンクル:良性の腫瘍、経過観察でよいが症状としては出血を呈す。

 

耳鼻咽喉科
甲状腺悪性リンパ腫には橋本病が合併していることが多い。
・経鼻エアウェイは舌根沈下対策に便利。

 

皮膚科
アポクリン汗腺由来の表皮内癌・・・乳房外Paget病。外陰部、腋窩、肛門に好発。

 

免疫・抗原
亜急性壊死性リンパ節炎:感冒様症状、白血球減少。病理所見では核崩壊産物、地図状壊死を認める。

 

神経内科
トリプレットリピート病 めっちゃ緊張して急に踊りだす。
・Huntington病(ハンチントン病)でリピートするのはCAG。
・Machado-Joseph病でリピートするのはCAG
・球脊髄性筋萎縮症(Kennedy-Alter-Sung症候群)でもCAG
・筋強直性ジストロフィーでリピートするのはCTG

・顔面痙攣で顔面神経が障害される部位は、脳幹出てすぐが多い。前下小脳動脈や後下小脳動脈、椎骨動脈に圧迫されることで起こることが多い。
・下垂体腫瘍は正常下垂体よりも遅れて造影される。

 

感染症
・細菌感染のマーカーとしてプロカルシトニンがある。全身の細胞で作られる。
グラム染色の手順
クリスタルバイオレットで染める。 ルゴールで処理。
アルコールで脱色、サフラニンなどの赤で染める。

 

その他
・動脈穿刺は細い針で行うのが良い。(22Gなど)
・大伏在静脈は中心静脈路確保に適しない。
・サルコイドーシス Gaシンチ、18F-FDG PET
・がん抑制遺伝子、癌抑制遺伝子
p53 、MLH1 、RB 、MSH1 、MEN1、TSC
WT1 WT2 

原発性アミロイドーシスは消化管生検で診断がつく。