現役研修医きよすけのブログ

私 きよすけの勉強用のものです。(旧名takuwaningのブログ、昔アカウント名がけんだったころもあります)運営者は医学的助言を行っておりません。当ブログの情報の利用は自己責任でお願いします。

とっておきの変態エピソード

質問箱というサービスがある。
匿名で質問を募集して、それにTwitter経由で答えるというサービスだ。

「きよすけさんの一押しの変態エピソードあれば教えてください」

その質問箱で頂いた質問がこれだ。

「な、なぜ僕に!?」という疑問はぬぐえないが、求める方が居るのならばお答えしましょうとも、一押しの変態エピソードを。

 

あれは、小学二年生くらいの頃・・・
僕は確か一人、そう一人で公園で遊んでいたんです。
虫か何かを追っかけてたと思うんですが、するといきなり知らないおじさんに急に「こっちに来ーい」と呼ばれました。

近寄っていくと、手を取られ人目のつきづらい茂みに連れて行かれて(なんだろうな〜)って思いながら、でも気になってそのままついて行ったんです。
今思えばとても危ないことですよね…笑

茂みに行くとおじさんは、静かにしろと言いたげに口に指を立てながら「いいもん見せてあげるよ」と小声で言ってきました。
「えーなになにー?」とワクワクしながらおじさんに言われるがまま茂みを進みました。
するとおじさんは急に立ち止まりこちらを振り返りました。おじさんはこちらを見ながら太い木の根っこを指差します。
気づけば日もさざらに降り注ぐ森の中、おじさんと二人きりになり、僕はとても心細い気分になりました。
何が見れるんだろうという好奇心が不安に押しつぶされながら、僕はおずおずとおじさんが指す方へと視線を移しました。

そこではなんとサナギから立派な蝶がちょうど羽化していました。
「な? すごいやろ? おじさんも散歩中たまたま見つけたんよ」
おじさんの目は少年のようで、偶然見つけたお宝を自慢するように輝いていました。
お世辞にも綺麗とは言いがたい芋虫からサナギを経て、綺麗な蝶へと変態する虫の生態の不思議さに心打たれた夏の出来事でしたね🦋🦋

これが僕のとっておき変態エピソードです。

 

<参考>
へん‐たい【変態】
動物で、幼生から成体になる過程で形態を変えること。おたまじゃくしがカエルに、蛹 (さなぎ) がチョウになるなど。 出典:大辞泉

 

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↑幼少期のころの僕。

peing.net↑頂いた質問箱