【関節所見】
きよすけの一言
「小児科(の勉強)ってさ・・・報われない気がする
一問解くたびにハーゲンダッツ食べたい」
問題
2歳5か月の男児。下肢の変形を主訴に来院。食物アレルギーがあり、肉、魚、牛乳、卵を食していないとのこと。O脚を認める。手根部X線所見では、骨端線の杯状変形、辺縁不整を認める。 この疾患に対して誤った対応・説明はどれ? #けん国試
a X脚を認めることはない
b ビタミンD製剤を用いる
c リン値を測定する
d 日光浴を勧める
答え
「a X脚を認めることはない」
解説
出た!くる病(骨軟化症)
VitDが「足りてない」「効いてない」時に起こる病気です。
成人でも呈しますが、とりあえずこのページでは小児のくる病を説明します。
VitDを取れていない人(→食事内容の偏り
VitDを取れてはいるけど活性化できない人(→日光浴びてない
VitDを取れてはいるけど受容体がない人(遺伝性あり) がかかります。
症状
骨が柔らかくなります!指で押したらへこむことも!
O脚、X脚、そして手根部の骨の辺縁不整、杯状変形を呈します。
また肋骨の突出(肋骨念珠)なども有名な所見ですね。
リンク先に良い肋骨念珠の画像あります。
くる病の症状・診断・治療 [子供の病気] All About
またP,Ca低値。体の中で頑張って骨作ろうとしているのでALPは高値を示します。
低Caによるテタニー、けいれんなどを呈してみつかることもあります。
治療法は
食事内容が変えれるなら変える。日光を浴びれるなら日光を浴びる
後は足りてないVitD(まずはこれ)P(低Pの時に投与)Caを投与したりします。
国試での出題形式もしっかりカバーしておきましょう。
2歳5か月の男児。下肢の変形を主訴に来院。食物アレルギーがあり、肉、魚、牛乳、卵を食していないとのこと。O脚を認める。手根部X線所見では、骨端線の杯状変形、辺縁不整を認める。 この疾患に対して誤った対応・説明はどれ? #けん国試
— きよすけ@医師国試対策アカウント (@swns6) September 4, 2019
【くる病】【骨軟化症】【ビタミンD不足】