【けん国試ベース】【放射線科】
けん国試ベースとは・・・
国試を解いていく上で「いやそれはもう知っておかないとどうしようもないよ」となる前提知識のことである。
勘違いしないでほしいが医学生として知っていて当然の知識では決してない。当日、思いつくのは無理。これは覚えておこうね、という知識を指す造語である。
・MRIシークエンスの特徴(例として脳の構造を提示)
T1 水が低信号 灰白質が白質に比べ低信号
T2 水が高信号 灰白質が白質に比べ高信号
FLAIR 水が低信号 灰白質が白質に比べ高信号
・骨皮質って・・・ T1でもT2でも低信号。
・内頚動脈と外頸動脈の見分け方・・・分枝がすぐあるのが外頚。
外交的な外頸動脈!
またエコー下では内頚動脈は血流が途絶えず、外頸動脈はそれに比べると拡張期は血流が少ない。そのためドプラーを用いると外頚動脈はとぎれとぎれに点滅しているようにみえます。
・確率的提供と確定的影響
確率的影響・・・閾値なし。できるだけ被ばくを抑えるようにする。
癌、白血病、遺伝的影響
確定的影響・・・閾値がある。閾値以下に被ばくを抑えるようにする。
脱毛、白内障、胎児の奇形
・密封小線源治療の適応
子宮頸癌、食道癌、前立腺癌、舌癌
・妊娠可能女性の被ばく限度
3か月で5mSV
・全身の被ばく限度は
5年で100mSV そして1年で50mSV
・TcO4-シンチグラフィ テクネシウムが診断に役立つもの
Meckel憩室(回盲部から口側40-100cm の位置にある胃粘膜の迷入)
・腎性全身性線維症 MRI造影剤の量が多ければ多いほどなりやすい。
全身の関節拘縮が起き、著しくQOLが低下する。
・ウェルニッケ脳症は 中脳(ミッキー)がおかしくなる。