【子宮頸部組織診】【病理】
けんの一言
「ヒステロスコピィのヒステロってなんかメキシコ人ぽいですよね」
と班の仲間に行ったら完全にサンドイッチマンのイントネーションで
「ちょっと何言ってるかわかんないですね」って言われました。
問題
子宮頸部細胞診とコルポスコピィで異常所見を認めた患者に狙い組織診を行っ た。その際の H-E 染色標本において認める所見はどれか? (画像元は110I7) #けん国試
選択肢
a モザイク
b コイロサイトーシス
c 基底膜を超える浸潤
d 腺癌の腺管形成
答えは
「b コイロサイトーシス」です。
核の周囲の明るく白く抜けている部分がコイロサイトーシスです。
子宮頸部異形成CIN1の所見ですね。
子宮頸癌の検査であるコルポスコピィを用いた狙い組織診で認める所見です。
(ちなみに子宮体癌の検査はヒステロスコピィです。この二つの区別は良く出ますし、細胞診に用いる道具も国試では出題されています(https://minkore.com/bbs_view/109_9_19)ちなみに子宮内膜組織診はめっちゃ痛いそうです)
a モザイク
誤りです。モザイクはコルポスコピーで見た時の肉眼的所見の内の一つです。
b コイロサイトーシス
正しい。
c 基底膜を超える浸潤
基底膜は超えていません。
d 腺癌の腺管形成
腺癌の腺管形成は認めません。ちなみに子宮頸がんでは8割が扁平上皮癌、2割が腺癌です。
元問題はこちらです。
https://minkore.com/bbs_view/110_9_7
また基底膜を超える浸潤や、腺癌の腺管形成はこちらのサイト
http://www.medical-e.net/medical/path-door/003/003.html
で見ることが出来ますのでぜひぜひ見てみてくださいね。